世界ベテラン・オークランド大会に参加して(河合 琴子)

 2年前のスウェーデンのストックホルム大会に続き2度目の参加となった。
 平成26年5月9日朝、ニュージーランドのオークランド空港に一人降り立った。11時間のフライトも時差が3時間のせいか快適なスタートだった。空港からバスで約20分、ユースホステル(YH)に到着した。チェックイン後、オークランド市内を散策、街路樹が色づきはじめ初秋を感じた。ストリートは坂が多く自転車に乗っている人をほとんど見かけなかった。ダウンタウン中心部にあるスカイタワー(328m)の展望台に上がり、オークランド市内を一望した。商業施設、ハーバー、周辺の島々など都市型と自然が共存し洗練された街の雰囲気を味わった。
 滞在期間中、YHのキッチンで自炊をした。日本人の宿泊者は私一人だった。試合におにぎりを持参、和食で体調管理をした。しょうゆと砂糖で煮卵を作っているといい匂いと近寄って来る人、おにぎりに興味を示す人たちなど、日本の食文化を少しアピール出来た。
 5月10日、トラスト・アリーナで受付を済ませ、シンガポール、ドイツ、アメリカの選手たちと2時間ほど一緒に練習した。その後、アリーナのカフェで人気のフラットホワイト(エスプレッソにスチームで温めた泡のミルクを合わせたもの)を飲みながら卓球談議をした。
 5月11日、開会式が行われ、先住民マオリの伝統的な踊りが催された。
 今回の参加国は57カ国、選手1664人主な国は、日本365人、ドイツ204人、オーストラリア186人でした。1人参加の国も11カ国(ウガンダ、ウズベキスタン等)あった。

 5月12日・13日はシングルスとダブルスの予選が行われた。シングルスは全勝で1位通過、ダブルスは府中のHさんと組み2位通過、どちらも決勝トーナメントに進出した。
 5月14日のフリーデーは、仲間数人とワイヘキ島へ船で渡り軽いトレッキングを楽しみ途中、ワイナリーでワインとラムステーキにシーフードを食し自然を満喫した。
 5月15日、シングルス決勝トーナメントが行われ、2回戦でニュージーランドの選手と対戦した。相手のサービスに苦戦しレシーブが甘くなった。5セット目9対8でリードしていたのに逆転負け・・・強気にいけなかった自分に反省です。

 5月16日、ダブルス決勝トーナメント2回戦で異質ラバーと厳しい審判に翻弄され敗退・・・、同年代のダブルス優勝はアメリカ国籍の日本人と中国人ペア、中国で合宿してから大会に臨んだという意気込みが凄かった。練習試合をさせてもらったが、ツブ高のレシーブが超一流だった。

 試合終了後93歳のニュージーランドの女性プレーヤーに出会った。一緒に記念写真を撮らせてもらいましたが、肌艶もよくてとっても素敵な女性でした。
世界ベテラン大会は、これまでも100歳を越える選手が参加されている。私も彼女たちのように元気で息の長い卓球人生を送っていきたいと切に感じる今回の大会でした。

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